ブログアドベンチャー
魔界学園ZERO戦記 TypeA編
01-003【第零理事長カレン】

勇者
「えぇっと・・理事長室は一階だったな・・あ、ここか。」

*理事長室は学園長室を挟んで2つ隣の部屋だったので直ぐに着いてしまった。

勇者
「なんかここだけ扉が豪華だな・・。
 成金趣味のオバちゃんとかだったら・・嫌だな・・。」

勇者
「でも、仕方がない・・挨拶ぐらいはしないとな・・。
 あの、私レオンと申しまして本日よりこちらでお世話になります・・。
 就きましては、理事長先生にご挨拶に伺いました・・。」

*勇者はノックをして扉越しに説明をした。

理事長
「はい、伺っています・・どぅぞ・・。」

勇者
(女性だな・・しかも、声からすると・・まだ若い?)
「はい、失礼いたします・・。」

*勇者は扉を開け入室し深々と頭を下げ数秒後、頭を上げようとした。
 すると・・。

理事長
「あん、ダメよ。 まだ、頭を上げたらいけなぃわ。」

*そう言いながら理事長は、ゆっくりと歩み寄って来て・・
 そのまま勇者の真ん前で止まった・・。

勇者
「は、はい・・。」(うぉ・・スリットから・・エロい!)

理事長
「うふっ・・。」

勇者
(えっ? なんだ・・?)

*勇者の頭の上に何か柔らかで
 それなりに重量のあるものが乗せられた・・。

勇者
「ん? あの・・これは・・?。」

理事長
「ねぇ~? いま、何があなたの後頭部に乗っているのかわかるかしら?。」

勇者
「えぇーっと・・解りかねます・・。」
(何か声が近くないか? それに・・凄くいい匂いがする・・)

理事長
「あら、そぅなの? それでは、ヒントね。
 んぅ~これはぁ~あなたがその手で散々揉んだものよ・・。」

勇者
「私がですか? え? いったい?。」

理事長
「それでは、ヒントその2ね。 これは左右ふたつ有ってぇ~
 それぞれの先に桃色の突起物が付いているわ・・。 あぁん、それでぇ~
 その突起物を・・ん、コリコリされると・・わたし・・あぁん・・。」

勇者
「ごくっ・・あ、あのそれって・・えっ!? でも、なんで?
 私が理事長先生のそれを? そんな記憶は無いのですけど・・?。」

理事長
「そぅかしら?
 わたしは何度も・・何度もぅ~あなたにコリコリ揉み揉みされてぇ~
 気持ちよくしてもらったんだけどぅ~悲しぃわぁ~忘れちゃったのぅ~?。」

勇者
「え? 私がっ! いや・・本当に記憶が・・。」
(何かこれ・・やばくないか?)

理事長
「酷ぃ・・わたしのこと・・弄んだだけだったのね?。」

勇者
「いや、ほんとに知らないんですってっ!! 信じてくださいっ!!。」

理事長
「あん、そこまで白を切るのなら・・もしも、事実だった場合・・
 あなたはわたしの言ぅことを何でも聞く・・それでいぃかしら?。」

勇者
「もちろんですっ! 私も王国衛士の端くれ・・言い逃れはいたしませんっ!。」

理事長
「そ? なら、いぃわ・・頭を上げて・・。」

勇者
「はい・・あ、あの・・このままですか?。」

理事長
「もちろん、そのままよ・・。 ゆっくりね? うふふっ・・。」

勇者                理事長
「はい・・それでは、失礼します・・。「あんっ。」 げっ!! お前はっ!!。」

理事長
「何? そのげって? それに、あなた・・
 何時からわたしのこと、お前なんて呼べるよぅになったのかしら?。」

勇者
「あっ! いえ、すみません・・えぇ? でも何で、カレンさんが?。」

勇者カレン
「あん、カレンさんなんてぇ~他人行儀な呼び方したら嫌よ・・。
 カレンって呼んで・・ね? レオン? うふっ・・。」

勇者
「うぅ、わかったよ。 で、カレン・・何で君がこんなとこにいるんだ?。」

勇者カレン
「うぅ~ん、いろいろ有ってぇ~飛ばされて来ちゃった・・うふっ・・。」

勇者
「はぁ~また、悪い癖が出て・・それで問題を起こしたってとこか・・。」

勇者カレン
「違ぅのよ、わたしは悪く無いの・・。
 あの子ゲイルが・・公爵の息子だなんて知らなかったしぃ~
 わたしに夢中になって、婚約を破棄しちゃうなんて・・。」

勇者
「うわ、どうせまた・・最初は力尽くで無理やりに犯したんだろ?。」

勇者カレン
「そんなぁ~わたしを強姦魔みたいに言わないでよ・・。
 ちょっと、腕を絞め上げたぐらいよ・・。」

勇者
「いやそれ、りっぱな強姦魔だろ・・ふぅ~だいたい、あんた勇者だろ?
 やっていいことと悪いことの区別も付かないのかよ?。」

勇者カレン
「でもね、それはほんとに始めだけなのよ? すぐにあの子の方が
 もっともっとって・・わたしを求めて来たのよ。 ほんとなんだから・・。」

勇者
「まぁ~それは・・何となく、わかる気がするけど・・。」

勇者カレン
「それで、わたしは・・無理やりあの子と引き離されてしまったの・・。
 かわぃそうでしょ?。」

勇者
「カレン・・。」

勇者カレン
「だから・・ねぇ~レオン。 わたしを・・慰めて・・くれなぃかしら?。」

勇者
(うぅぅ、年上とは思えないかわいさだ・・。
 これでみんな犯(や)られちゃうんだよな・・だがっ!)

勇者
「はぁ~? 何言ってんだ?
 あんた一度食べた男には、未練どころかほとんど興味も残って無いだろうが?
 それにここは、言い方は悪いけど・・あんたの生贄の宝庫じゃないか・・。」

勇者カレン
「そ、そんな・・ことは・・無いわよ・・。」

勇者
「視線を逸らしやがって・・図星か。 口元が緩んでいるぞ・・。
 違うって言うなら、俺の目を見て・・しっかり否定してみろよ。」

勇者カレン
「じぃ~・・うふっ、そんなことは無いわよ。 これでいぃのかしら?。」

勇者
「ずぶてー女だ・・。
 なぁ~あんた・・もういい年なんだから・・。」

勇者カレン
「はぁっ!? なぁ~今、何って言った?
 よく聞こえなかったんだけど? ん?。」

勇者
「あ、いや・・(ごくっ、これはマジだ・・)
 カレンさんは・・いつまでも、とってもかわいいなって・・。」

勇者カレン
「クスッ、そぅよね? あなただって、わたしに夢中になって・・
 毎日毎日・・あんなに貪るようにわたしのこの身体を求めて来たものね?
 ねぇ~勇者レオン・さ・ま? うふふっ・・。」

勇者
「うくぅぅ・・。」

勇者カレン
「なのにぃ~若い女の娘に目移りして・・
 いきなり好きな娘ができたから、別れたぃとか?
 散々、気持ちいぃ思ぃしておいて・・酷ぃ男だわ・・ねぇ~? そぅ思わなぃ?。」

勇者
「うぅ・・ごめん・・。」

勇者カレン
「わたしだって・・女なのよ? どんなに寂しかったか・・。
 その結果が今の状態ってわけ・・。
 少しぐらぃ責任を感じてくれてもいぃんじゃなぃかしら?」

勇者
「そうかも・・ごめん・・。」

勇者カレン
「ぷっ! 冗談よ・・あなたやっぱりかわいぃわぁ~。
 わたしは、ただ自由に生きているだけよ。 気にしなぃで。 それにぃ~
 いつ気が変わって・・また、あなたを力尽くで食べちゃうかも知れなぃんだし?。」

勇者
「あくっ・・あの時とは違うっ! あんな悔しい思いは二度としないよ・・。」

勇者カレン
「そぅよね・・今現在、最強の男、勇者レオンだものね?
 でも、忘れないで・・そのあなたに唯一勝ち越してる女がいるってことをね?。」

勇者
「くっ! だから、それは・・俺が勇者になる前で・・。」

勇者カレン
「言い訳かしら? 男の子が見苦しぃわよ?
 あなたは、女のわたしに負けた・・そして、わたしに犯され虜にされた・・。
 その事実は消えなぃのよ? でしょ?。」

勇者
「くそっ! あーそうだよ・・。」
(悔しいけど、そうなんだ・・一見こんなふざけた淫乱姐ちゃんだけど・・
 実力は本物・・俺はあの時この女に手も足も出なかったんだ・・。)

勇者カレン
「あぁ~ん・・いいわぁ~その表情・・
 やっぱりぃ~ねぇ~? 今からちょっと・・どぅかしら?。」

勇者
「悪いけど勘弁してくれ・・俺には婚約者がいるんだ・・。」

勇者カレン
「はぁ~焼けちゃうわ・・。 けど忘れないで?
 わたし、まだあなたのこと・・諦めていなぃ・・。 かもしれなぃわよ?。」

勇者
「どっちなんだよ・・。 もうとにかく行くからなっ! それじゃ・・。」
(はぁ~ダメだ・・あの人相手だと、どうしても主導権を取られてしまう・・。)

【第零学園長カレン(勇者カレン) 女:25歳 170cm 49kg 93(F)-55-90】
【色香溢れる美形のお姉さん。
 実は、学園の学生はもちろん教職員さえも知らされていないが
 勇者のひとり、勇者カレンである。
 好物は年下のたくましい男・・とにかく男に手が早く、
 気に入った新人騎士を食べまくっていた。
 しかし、その中の公爵家嫡男ゲイルと問題を起こし
 勇者であるにも関わらず・・事実上、第零に左遷させられてきたのであった。
 と、こんなふしだらな女性であるが、実力はかなりのもので
 フローラが勇者に任命されるまでは史上ただひとりの女勇者であった。
 しかもレオンが勇者になる前に喫した二敗の内の一敗を与えて相手でもある。
 その敗北時に無理やり犯され童貞を奪われたレオンだったが
 何故か短期間であるがふたりは恋人関係にあった。】

勇者
「はぁ~さて、少し教室に行くには早いかな? どうしようかな?。」

エディー
「ちょっ! ちょっと、レオン君・・その随分長かったけど・・
 理事長先生とは・・どんな話を・・。」

勇者
(うわ、この人マジだな・・
 まぁ~確かに外見は特上級のいい女に違いはないんだけど・・)

勇者
「あー、共通の知り合いがいて少し話が盛り上がっただけですよ。」

エディー
「なんだ、そうなんだ・・僕はてっきり・・。
 でもね・・ちょっと時間がね・・。」

勇者
(あーこの人もそうなんだ・・かわいそうに・・。
 俺もフローラに出会わなかったら・・未だにカレンの虜だっただろうからな・・。)

勇者
「それじゃ、教室に向かいますので・・失礼します。」

*勇者はエディーの愚痴を聞き流すように、そそくさと立ち去った。

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